県内初の感染者確認 本島の運転手、クルーズ客案内 乗客2679人那覇上陸か 新型コロナウイルス

 県は14日、県内で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されたと発表した。九州・沖縄での感染確認は初めて。感染者は本島南部に住む60代のタクシー運転手女性で、感染が拡大しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」が1日に那覇港に寄港した際、乗客を観光施設に案内した。玉城デニー知事は同日の記者会見で、寄港したダイヤモンド・プリンセス号から「2679人が下船した可能性がある」と明らかにした。
 同船は那覇港に約9時間半停泊。県や県ハイヤー・タクシー協会によると、運転手は1日午後、那覇市の那覇クルーズターミナルから本島南部の観光施設まで約40分間、4人を乗せた。4人は、那覇に同日寄港し、現在は横浜港に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗船者で、運転手によるといずれも日本人とみられる。

 この日、ダイヤモンド・プリンセス号を下船した観光客らは8台の観光バスなどに分乗し本島内を観光したが、県は利用したタクシーの全てを把握しきれていない。
 県は3日から、乗客と接触した可能性がある約200人を対象に、ウイルスの潜伏期間である15日まで健康観察を行っている。感染者の運転手はこの中には入っておらず、初診で一般の医療機関を受けたという。
 運転手は5日にせきがひどくなり関節痛の症状も出たが、7日まで勤務を継続。2日間の休みを挟み、その後、体調不良で欠勤した。12日に医療機関を受診したところ肺炎の疑いがあり、県衛生環境研究所が検体の遺伝子検査を実施。13日に陽性反応があり、14日に新型コロナウイルスに感染していると確定した。
 運転手は本島南部在住で1人暮らしという。現在、指定医療機関で治療を受けており、容体は安定している。
 県によると、運転手と濃厚接触した可能性があるのは同僚など少なくとも15人に上る。運転手以外に、県内で検査を受けた人は14日現在で8人おり、全員が陰性で、ダイヤモンド・プリンセス号との関係もないという。
 那覇市も14日、危機管理対策本部会議を開き、高齢者がサークル活動などで利用する市内の老人福祉センターなど計7カ所を17日から1~2週間、閉鎖する方針を決めた。リスクの高い高齢者への感染を防ぐためとしている。

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