八特支に優秀賞 運動会で五輪学習が評価 東京2020組織委

「東京2020みんなのスポーツフェスティバル(秋)」で優秀賞を受け表彰状と特製リレーバトンが贈られた。古我知博樹校長(左)と蔵根葵教諭(右)=9日、八重山特別支援学校

 公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は5日、全国の小中高・特別支援学校を対象とした、運動会や体育祭等でオリンピック・パラリンピックに関連した取り組み(演目)を表彰する「東京2020みんなのスポーツフェスティバル(秋)」で八重山特別支援学校(古我知博樹校長)を優秀賞10校のうちの1校に選出したと発表した。
 同校へは同日、表彰状と東京2020アスリート委員会・高橋尚子委員長の「そして未来につなげよう」とサインされた特製リレーバトン(サイン入り1本、その他8本セット)が贈られた。
 同校では昨年10月に行われた第35回運動会では「スマイルジャンプ!燃え上れ盛り上がれ炎の八特オリンピック・パラリンピック」をテーマに、オリンピック種目となっている空手(型)の披露や各競技(カヌー、自転車競技、バスケットボール、サッカー)を実施し、事前学習としてオリンピック・パラリンピックの意義や採用されている競技種目を職員が実演した動画での紹介などの取り組みが評価された。

 東京2020アスリート委員会(高橋尚子委員長)は「カヌー・自転車競技など動きに特徴のある要素を取り入れ、その競技特性を生かしつつ、生徒に合わせたプログラムを行ったほか、事前学習を実施したことも素晴らしい取り組みだった。日本最南端・最西端の特別支援学校でオリンピック・パラリンピックの要素を取り入れた運動会が実施されたことが良かった」とコメントした。
 運動会を担当した蔵根葵教諭は「事前学習で競技を紹介し、生徒の個性を生かす形で参加してもらった。(受賞を受け)生徒の頑張りが伝わってすごくうれしい」と喜んだ。
 古我知校長は「オリンピック・パラリンピックを通じてさまざまな競技を学習することでスポーツの選択肢広げ、生涯スポーツとして生徒の生活に生かしてほしい」と期待した。
 同表彰は学校の運動会等での創意工夫を凝らした取り組みを募集し、全国の48校から118件の応募があり、優秀賞には10校が選ばれた。

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