シャコガイの授精を見て学ぶ教室が22日、石垣市八島町の市種苗供給施設で開かれ、崎枝小中の児童、生徒が見学した。
児童、生徒は小2~中3の12人。シャコガイが水槽の中で体の一部の水管から精子と卵をはき出す様子を見た。精子と卵はスポイトで吸い取られて人工授精し、川平の県水産海洋技術センターに引き取られ、児童、生徒が養殖に取り組む。
シャコガイは雌雄同体で体長15~40㌢。授精後40日で稚貝になり、4年で成貝に育つ。
中2の石垣秋果さん(13)は「雌雄同体で1体から精子と卵が出るのが面白い。大きく成長してほしい」と話した。
見学会は県漁業士会八重山支部の主催でメンバーの漁業士が講師を務めた。