コロナの恐怖 マラリアに重ね 追悼式で遺族「生き地獄」

犠牲者の冥福を祈る参列者=23日午後、八重山戦争マラリア犠牲者慰霊之碑前

 沖縄戦末期、軍の作戦展開に伴い、石垣島、西表島の住民が山間部に避難し、約3600人がマラリアで死亡した「戦争マラリア」の歴史を伝えようと、八重山戦争マラリア犠牲者追悼式(主催・石垣市)が慰霊の日の23日、バンナ公園の犠牲者慰霊之碑前で開かれた。世界的に蔓延する新型コロナウイルスとマラリアの恐怖を重ね合わせ、改めて平和な世界の到来を祈った。

 中山義隆市長は「新型コロナが世界中で多くの人命を奪っている。八重山でも軍命によるマラリア有病地帯への強制疎開を余儀なくされた住民が、尊い命を落とした」と述べ、戦争の教訓を後世に引き継ぐよう訴えた。
 八重山戦争マラリア遺族会の佐久川勲会長は「悲しみは75年経過した今も消えることはない。言語に絶する生き地獄で、地上戦の惨状に勝るとも劣らない」と声を詰まらせた。
 県八重山事務所の宜野座葵所長が玉城デニー知事の追悼の言葉を代読した。参列者は一人ひとり、碑の前で焼香した。
 式典は新型コロナ感染防止のため、規模を縮小して開かれ、プログラムも簡略化。参列者は距離を取って着席した。

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