元気よくアンガマ遊び 園児と職員が伝統行事 竹の子の森保育園

みんなで「僕らの島」を元気よく躍った=8月31日、竹の子の森保育園

 竹の子の森保育園(小底弘子園長)の園児らは8月31日、同園で伝統行事である「アンガマ」に倣い、アンガマごっこ遊びを開催した。
 アンガマはグソー(あの世)からの使者とされるウシュマイ(翁)とンミー(媼)が花笠を被り顔を覆ったファーマー(花子)と呼ばれる子孫を連れて現世に現れ、珍問答や踊りで祖先の霊を供養する伝統行事の一つ。
 同園では毎年、学童クラブや保護者、地域住民と一緒に踊りなどを披露しているが、ことしは新型コロナウィルスの影響で同園の園児と職員のみで執り行った。
 園児らは繁盛節、とぅまた節、桃里節、与那国ぬマヤー小、高那節、久高節、ロンドンの花売り娘、きいやま商店の僕らの島などを次々に元気よく踊った。
 演目の合間には翁と媼のかけあいも披露され、島言葉を交えて伝統行事に触れて楽しんだ。
 年長組の東蓮君(5)は「いっぱい練習してうまくできた。楽しみにしていたので良かった」と笑顔を見せた。
 同年長組の前盛優芽さん(6)は「上手に踊れて楽しかった。うれしいです」と話した。
 小底園長は「いつもは(園長の)自宅で観客も入れて開催していたが、コロナの影響で園で行うことになった。ギリギリまで悩んだができたことはうれしかった」と喜び、「子ども達がうまくできていた。来年は自宅でじいちゃんばあちゃんにも見てもらいたい」と期待した。2日には学童ほいく竹の子クラブが同園庭で行う予定。

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