竹富小学校(黒島善一校長)の児童1、2年生8人はこのほど、島のレストランや郵便局などを訪問し、地域の仕事の様子を見学しながら、働くことの大切さや苦労を学んだ。
このうちレストラン「ガーデンあさひ」では、店主の根原哲也さんの案内で、普段見ることができない厨房での作業風景など見学した。「なぜ店に島の曲が流れているの」という児童の質問には「観光客に島の雰囲気を楽しんでもらいたいから」などと答えていた。また郵便局では豊川雅明局長が「荷物やお金を預かる仕事以外にも、地域の生活が便利になるような役場の仕事も手伝っています」と仕事内容を説明し、児童から「仕事は楽しいですか」との質問には「楽しいです。どんな仕事でも、自分のため、家族のためと思えば、気持ちひとつで楽しくなります」と答えていた。
片岡祥真君(小2)は「レストランではお客さんが来る前に具材の準備をしていることを知りました」と仕事には工夫があることを学び、川平一瑠君(小1)は「大きくなったら郵便局で働きたいので勉強頑張ります」と将来の夢を話した。
根原さんは「低学年の時から仕事について学ぶことはいいこと。これから将来、島で活躍する人材に育ってほしい」と期待を込めた。児童らは今後、学習した内容を壁新聞にまとめて発表するという。(隅田賢通信員)