水産物の消費拡大を 学校給食にヤイトハタ

提供食材で作ったミーバイのフライをほおばる竹西君=24日午後、八重山特別支援学校

 県農林水産部は19日から、新型コロナウイルスの影響で需要が低迷している県産農林水産物の消費拡大のため学校給食へ食材を提供する「水産物の学校給食用食材提供等支援事業」を開始している。八重山地域では24日、提供されたヤイトハタ(ミーバイ)を使った給食が八重山特別支援学校(古我知博樹校長、全64人)で出され、児童・生徒らを喜ばせた。

 同事業は「ちばりよ~! わった~農林水産業応援プロジェクト事業」の一環で、県漁業協同組合連合会と連携して実施。
 コロナの影響で在庫の滞留や価格の低下等が生じ、漁協・漁業者・養殖業者等の経営が悪化しているため、国の緊急対策事業を活用して県産農林水産物の消費拡大に取り組むもので、応募のあった県内各校にマグロ類、クルマエビ、ソデイカ、ミーバイを提供する。
 実施学校数は①小学校197校②中学校102校③特別支援学校8校④定時制高校2校―の計309校で、11月から来年2月まで実施する。予算は3700万円。
 八重山地域では24日、八重山特別支援学校が提供食材のミーバイを使ったフライを給食の1品として生徒の口に届けた。
 竹西夢貴(ゆめたか)君(9)は「おいしかった。無償で提供してくれるなんて」、富澤七泉(ななみ)さん(12)は「魚が好きで最初に食べた。おいしかった」と笑顔を見せた。
 提供食材のミーバイ約12~13㌔は八重山漁協が全て下処理して、同校に届けたという。
 栄養教諭の内原たみえさんは同日午前、事業を紹介する文章や、食材を届けた八重山漁協の人の写真などを学校掲示板に掲載。「生徒にはいつも食べ物の大切さや感謝の心を忘れないよう話している」と県、漁協に感謝した。
 八重山地域では今月、同校以外に石垣市内の5小中学校、竹富町内の2小中学校に提供食材の給食が出される。 

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