平久保小 72年で休校 「寂しい」住民ら再開に期待

平久保小学校休校式が執り行われた=24日午前、同校体育館

 4月1日から休校が決定している石垣市立平久保小学校(宮里満男校長、全校児童3人)は24日午前、同校で休校式を開き、開校から72年の歴史に区切りをつけた。学校関係者や地域住民など約40人が参加し、72年の歴史に思いを馳せるとともに、再開への望みをつないだ。

 平久保小は在籍児童の転校で2021年度の児童がゼロになるため、新年度から休校する。
 児童代表あいさつをした友利夏君は「休校になるのはとても寂しいですが、これからも遊びに来たい。平久保小学校ありがとう、これからもよろしくお願いします」とあいさつ。
 石垣安志教育長は「平久保小は、北部地区の教育、文化の発展に貢献してきた。休校期間中も警備体制を維持し、学校体制の適正な管理を行っていく。地域の声を聞きながら望ましい教育環境の構築に向け努力していきたい」と抱負を述べた。
 宮里校長は「学校は多くの人が関わって成り立つもの。学校という組織が付き合う人の幅広さ、学校が潜在的に持っている心への影響力を感じた。今後、地域とどのような関わりができるのか、これからも地道に活動していきたい」と話し、休校の発表後は卒業生などから休校を惜しむ電話やFAXが多数寄せられたと紹介した。
 職員の転勤先が発表され、在校生からは「朝の朗読」の披露、校歌斉唱があった。72年のこれまでの歩みもスライドショーで紹介された。
 約18年間に渡り、平久保小の児童に三線を教えてきたという米盛三千弘さん(77)=平久保=はスライドショーのBGMとして、平久保半島旧安良村に伝わる「安良越路節」を卒業生の友利漣君と披露。
 米盛さんは「寂しくてものも言えない。休校になるとは夢にも思わず、精神的にもこれほど寂しいものはない」と落胆する一方「まだ(再開の)希望があると思うので、これからに期待したい」と語った。
 市教委によると、休校は再開の可能性を否定するものではないが、今後も継続して児童在籍が見込めない場合、地域関係者との協議の上、閉校となる可能性もあるという。

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