提携20周年祝う 新庁舎にモニュメント設置 石垣市―上板町

右から仁開さん、モニュメント制作者の松永さん、中山市長、平良秀之議長=24日午前、石垣市役所新庁舎前

 サトウキビ栽培の開墾を機に交流を深めてきた石垣市と徳島県上板町が昨年、ゆかりのまち提携から20周年を迎えた。24日、上板町が市に寄贈したモニュメントを披露する記念式典が石垣市新庁舎で開かれ、中山義隆市長と松田卓男町長が今後のさらなる連携を誓った。

 1893年、上板町出身の中川虎之助氏が石垣市に来島し、サトウキビの栽培地を開墾。多数の徳島県人が製糖工場で勤務した。
 第二次世界大戦中に島に駐屯した徳島県人は、後に「八重山文化協会」を結成。戦後50年を機にゆかりの地である石垣市を訪問し、2000年、両者は「ゆかりのまち提携」を締結した。
 式典で中山市長は「モニュメントを真新しい新庁舎に設置できてうれしい。訪れる市民に見てもらい、上板町との絆を感じてもらえたら」と感謝した。
 オンラインで式典に参加した松田町長は「今後もより多くの市民と町民が親交を深め、経済や文化などさまざまな分野で協力していけることを願う」と期待した。
 モニュメントは徳島県美術家協会会長の彫刻家・松永勉さん(73)が制作。黒糖をイメージしてインドから取り寄せた赤石をベースに、サトウキビを表す支柱を立てた。二重らせんになった上部は無限大に「過去・現在・未来」をつなぐ両者の絆を想像させるという。
 先週末に来島し設置にも協力した松永さんは「石垣市は距離は遠くても身近な存在だ。(モニュメントは)ステンレス素材なので雨や塩にも強く、半永久的に設置できる」と説明した。
 この日は、祖父母が開拓移民として上板町から移住したという仁開一夫さん(67)も参加。「石垣のサトウキビの起源を忘れないためにも、我々は歴史を振り返らないといけない。今後も上板町との交流を深めていけたら」と述べた。
 本来は昨年行われる予定だった式典だが、コロナ禍による影響で1年延期しての開催となった。26日には中山市長が上板町を訪問し、市が制作した記念品を贈呈する。

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