「大切な水と一緒に暮らす日々」をスローガンに、水道に対する住民の理解を深めようと第64回水道週間が1日からスタートした。石垣市水道部(比屋根悟部長)は水道週間開始式を浜崎町の水道部庁舎前で開き、職員や水道関連事業者が参加した。7日までの期間中、全国一斉に水道関連のイベントが行われる。
市は石垣管工事事業協同組合(砂川一晃理事長)の協力のもと、各家庭を戸別訪問しての巡回点検、チラシ配りなどを実施する。
市民に水道の実態について理解、関心を深めてもらうために庁舎内でパネル展を開催する。水道が家庭内に届く仕組みを紹介するほか、戦後すぐに市内で通水事業を行い、「水道事業の父」と呼ばれた牧志宗得元市長の生涯を振り返る。展示期間は1日から7日の午前9時から午後5時まで行う。4日は午後4時まで。5日は休み。
4日には親子で水道の仕組みを学ぶ施設見学会が予定されている。参加者は真栄里ダム、石垣浄水場をバスで回る。朝と昼の計2回で、午前9時、午後1時に水道部で受け付けを開始。それぞれ午前9時半、午後1時半に出発し、2時間程度の見学を予定している。受け付けは当日のみ。
開始式で中山義隆市長(代読・比屋根部長)は「水の安定供給、水質の向上、設備の更新などを市を挙げて取り組んでいる。今後も安全な水道事業のために、関係機関との連携を強化したい」とメッセージを寄せた。
砂川理事長は「節水や水道事業に市民に関心を高めてもらった上で、生活環境の改善に向け、管工組合一体となって取り組む」と意欲を見せた。