八重山の豊年祭など披露 民俗色豊かに芸能フェス

石垣市から、四カ字豊年祭の「ツナヌミン」が披露された=13日、石垣市民会館大ホール

 第37回国民文化祭・第22回障害者芸術文化祭を統一した「美ら島おきなわ文化祭2022」(主催・文化庁、県など)の一環で、「八重山芸能フェスティバル」が13日午後、石垣市民会館大ホールで開かれ、約600人が来場した。

 国民文化祭は全国各地でさまざまな文化活動に親しんでいる人たちが集まり、発表や交流を行う国内最大の文化の祭典。全国障害者芸術・文化祭と合わせ、日本復帰50周年を迎えた沖縄の各地でイベントが行われている。
 市民会館でのステージイベントでは石垣市の新川字会、竹富町から石垣在黒島郷友会、与那国から与那国町青年団協議会が参加。豊年祭をテーマに舞踊や棒術など迫力あるステージが繰り広げた。また、沖縄本島南風原町から宮平獅子舞保存会も参加し、勇壮な獅子舞を披露した。
 石垣市四カ字豊年祭の演目では「ムラプール」を表現し、「五穀の種子授けの儀」や「ツナヌミン」など恒例の儀式を再現。厳かな神事や迫力ある演武に拍手が沸き起こった。
 演者総勢180人で鼓と唄にあわせ、手と手をつないで踊り老若男女の輪をつくる与那国島の踊り「ドゥンタ」でフィナーレを迎えた。
 トークコーナーでは「八重山文化の多様性と魅力の発信~民俗伝統芸能とまつりの継承~」をテーマに演目の背景や歴史をわかりやすく紹介した。主催者を代表して玉城デニー知事は「ぜひこの機会に沖縄文化の魅力を存分に堪能していただくとともに、多彩な文化芸術に触れ、感動と喜びを共に分かちあっていただきたい」とメッセージを寄せた。
 沖縄大会は「文化芸術の花・咲いわたり」をテーマに、10月22日~11月27日まで37日間に渡り開催されている。文化芸術に関する地域の特色を生かしたイベントや全国の文化団体との連携した催しも行われている。

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