4年ぶり蘇澳鎮と交流再開 児童生徒30人来島、熱烈歓迎 石垣市

記念撮影する石垣市と蘇澳鎮の児童生徒=24日午後、市役所1階コミュニティールーム

 石垣市の姉妹都市、台湾・蘇澳鎮(すおうちん)から小中学生30人が24日石垣入りし、同日午後、市役所で歓迎セレモニーが行われた。石垣市と蘇澳鎮の交流は新型コロナウイルス禍で中断していたが、4年ぶりに再開し、小中学生は5回目の来島。石垣市の小中学生宅に25日までホームステイしながら交流を深める。セレモニーでは、市と蘇澳鎮の小中学生それぞれ30人が顔を合わせ、握手をしてあいさつをした。

 市の小中学生を代表してあいさつした国仲祐希さん(石垣第二中)=2年=は「石垣の自然と伝統文化を伝えたい。お互い地域の良さをたくさん知っていけたら」と期待した。
 蘇澳鎮の小中学生を代表して文化国民中学校の李沅鴻(リ・ユエンホン)さん(2年)と李芃潔(リ・ペンジェ)さん(2年)は「こころよく受け入れて下さり感謝します。交流を通してさまざまなことを学びたい」と日本語であいさつした。
 石垣市と蘇澳鎮の児童生徒は、それぞれの趣味を紹介。蘇澳鎮の児童生徒は、それぞれのホストファミリーに向けて「これからお世話になります。よろしくお願いします」とあいさつした。市の小中学生も、覚えたての中国語や英語で自己紹介した。
 市教委の崎山晃教育長は「勇気を持って自分の意思を伝え、相手の素晴らしさを受け入れて下さい。相手を思いやり、伝えたいという気持ちがあれば、言葉の壁は越えられる」とアドバイスした。
 蘇澳鎮長の李明哲氏は「日本と台湾の教育体制は異なるが、お互いに模索して交流につながった。石垣と蘇澳鎮の交流が広がっていくように協力お願いします」と要望した。
 蘇澳鎮の児童生徒らは小学生10人、中学生20人。教員7人が引率している。那覇市を経由して石垣島に来島した。24日から27日の日程で、各学校への授業参加やシュノーケリング体験などを行い、ホストファミリー宅に2泊する。26日は石垣青少年の家に宿泊する。
 一方、石垣市からは、6月7日から10日に蘇澳鎮へ児童生徒が派遣される。
 台湾に行く予定の末次望央さん(石垣第二中2年)は「台湾の知らないことを学びたい。台湾の子たちが日本語であいさつしていたので、自分も台湾に行った時は中国語で話したい」と話した。大和田竜聖君(登野城小)=6年=は「台湾の子たちは礼儀が良いなと思った」と感心した。

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