「なぜ知事になったの?」 玉城氏、竹富小中で交流

玉城知事(写真左)と歓迎会後に交流する竹富小中学校の子どもたち=16日、同校

 竹富町立竹富小中学校(岡崎心一校長)は16日、竹富島に来島した玉城デニー知事の歓迎会を同校体育館で開催した。約20人の児童生徒や学校関係者が参加。子どもたちは竹富島の紹介や方言、学校で行うエシカル教育について、プロジェクターを使って説明した。
 竹富島の方言や祭り、昔からの続く食生活について、子どもたちが順番に説明した。
 エシカル教育については、昨年度に学校で行った海洋学習を説明。環境や社会、人に配慮した商品を積極的に活用するエシカル消費を進めるため、環境保護について学んだことを報告した。環境に配慮し作製した成果物も玉城知事に見せて紹介。環境保護活動への貢献をアピールした。
 子どもたちから知事になった理由を聞かれた玉城氏は「世の中や人のためになる仕事の中から政治の道を選んだ」と説明。ラジオパーソナリティ時代の体験から「人の役に立つのは良いことだと思った。予算や法律を決めることが国民や県民のためになればと思い、取り組んできた」と話した。
 水野晴香さん(13)、鶴丸花緒さん(12)は歓迎会後、「最初は緊張したが、説明が始まるとリラックスできた。玉城知事は気さくな人で話しやすかった。楽しい時間だった」と笑った。

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