「日米同盟がさらに強固になることを願う」 米掃海艦長一問一答

会見したチェイス・ハーディング艦長=7日午前、新港地区クルーズバース

米掃海艦「パイオニア」のチェイス・ハーディング艦長の発言は次の通り。
【冒頭発言】
「米艦船が石垣港に入港するのは2009年以来だ。多くの方々にご尽力を頂き感謝申し上げる」
「日米同盟はインド太平洋地域において、平和と安定を維持する礎であり、同盟関係はかつてないほど強固だ。パイオニアは同盟国やパートナー国との相互運用性を強化し、即応戦力として運用するため第7艦隊運用区域である米海軍佐世保基地に前方配備されている」
「石垣港でのパイオニアのプレゼンスは、インド太平洋地域の平和と安定を守るためのアメリカの責務を表している。日米が協力し合うことで日米同盟がさらに強固になることを願っている」
【報道陣との質疑】
―寄港の最大の目的は
「通常寄港だ。この船は地域の安定を守るための防衛的な船舶だ。海上自衛隊とのパートナーシップを強調することも目的だ」
―台湾有事を想定した寄港との見方もあるが。
「特定の国や特定の事案を対象にしたものではない。米海軍の活動能力を示すためだ」
―6日の寄港予定だったが、1日遅れた理由は。
「天候の影響で遅れた」
―民間港を利用する意義は。利用は訓練の一部か。
「石垣寄港も通常訓練の一部だ。この地域でさまざまな活動ができるよう訓練を行っている」
―「通常寄港」の意味は。
「米海軍第7艦隊は、インド太平洋地域を活動範囲としている。この地域でできるだけ多くの港を通常から使い訓練を行うことは意味がある」
―将来的に再び石垣港に来る可能性は。
「分からない」
―地元との交流イベントは。
「地元の有力者や海上保安庁、警察、自治体関係者と交流する。船員も地元関係者と交流する。中山義隆市長との面談は最終調整中」
―入港に反対する意見もあるが。
「自分の考えを表明するのは権利の一つで、米国憲法にも明記されている。意見を述べる、集会をする権利は尊重したい」
―石垣駐屯地の関係者とも交流するか。
「会う予定はある」
―石垣寄港は周辺海域の調査も兼ねているか。
「石垣に来るまでに機雷を探す訓練をした。新兵の訓練も行った」

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