49の「普及に移す技術」 県農林水産部が発表

 トルコギキョウの出荷は3~4月に集中しているが、国内供給量が少ない冬春期でも出荷することを目指す。同技術では、白熱球を電照した「長日処理」、35度を上限にハウスの側窓を自動開閉する「保温管理」を行うことで出荷の前進化を実現する。白熱球の点灯・消灯、そして側窓の開閉は自動化されているため、農家の作業負担が軽減される。
 この保温長日処理を導入するには、電球代、電気代、自動巻き上げ機などのコストがかかる。しかし県農業研究センターによれば「保温長日処理を行うと、現状より草丈が伸長し、等階級が向上して高単価になる。コストを差し引いても約1割の収益増が見込める」という。

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