尖閣映画化の委託契約可決 ロートスタジアムの屋根新設 石垣市議会

ロートスタジアム石垣の屋根新設工事のデザイン図

 石垣市議会(我喜屋隆次議長)3月定例会の最終本会議が15日開かれ、、402億5560万円の2025年一般会計予算など18議案を可決、閉会した。ロートスタジアム石垣の内野スタンドに屋根を新設する、屋根新設工事は6億2184万円の賛成多数で可決され、株式会社大米建設八重山支店(桜井忠男支店長)が請け負うことが決まった。

 新年度一般会計予算は新年度当初比で29億7932万7千円(8・0%増)。市税は68億2927万1千円(8・5%増)で増加や景気回復による交付金の増加、返礼品の充実等で寄付金も押し上げた。
 歳出ではクリーンセンター整備事業26億7577万円、北部地区幼保連携子育て支援施設整備に2億8971万円、防災公園及び地下シェルター整備に1億1675万円、台湾定期航路開設に係る船舶の購入補助等に1億6550万円、離島患者等通院費助成事業に6873万円、特定臨時避難施設の基本設計として5082万円なども計上した。
 教育分野では中学生の学校給食費を軽減するため5087万円、ICT支援員の配置に1億177万円を盛り込んだ。
 映画「尖閣1945」製作業務委託契約を巡っては、内原英聡氏は「計画の意思決定過程を憂慮している」と反対討論、友寄永三氏は「歴史上、日本の領土だと示す重要な内容だ」と賛成討論した。採決では賛成多数で可決された。
 株式会社ストームピクチャーズ(五十嵐匠代表取締役)=埼玉県さいたま市=と1億9997万円で随意契約契約する。
 ロートスタジアム石垣の屋根新設工事議案は、提案時期が本会議最終日になった理由について、井上美智子建設土木委員長は「県の所管部局による許認可に時間を要し、入札スケジュールがずれ込んだ」と説明した。
 また、ハラスメントの実態を調査する第三者委員会の設置を求める決議案が提出され、全会一致で可決した。決議は箕底用一氏が提案した。
 本会議終了後、今年度末で役職定年を迎える南風野哲彦福祉部長、伊盛加寿美こども未来局長、嘉手川聡水道部長、大浜敦史企画部スポーツ交流課長、宇根和昌農林水産商工部むらづくり課長、東蔵盛充総務部納税課長、大濵憲二教育部文化財課長兼市史編集課長があいさつした。

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