反対派、辺野古海上でもみ合い 工事再開で抗議活動激化

 「沖縄の民意を無視するのか」。米軍普天間飛行場の移設に向け、約2カ月ぶりに埋め立て関連工事が始まった、1日の名護市辺野古。抗議に集まった反対派は、政府へ怒りをぶつけた。阻止しようと動き回るカヌー、厳戒態勢を敷く海上保安庁のゴムボート群。埋め立て予定海域で、双方がもみ合った。
 辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前では午前8時すぎから、約30人が座り込み。「土砂搬入止めろ」などと書いたプラカードを掲げて反発した。沖縄平和運動センターの山城博治議長(66)は「基地反対の沖縄の訴えは、一顧だにされない。政府の横暴を許せば民主主義が危機に陥る」と声を上げた。

 工事の作業員らは、ゴムボートなどを係留する浮桟橋を設けるとともに、立ち入り制限区域を示す長さ数百メートルのフロート(浮具)を沖合2カ所に設置。10人以上の反対派がカヌーに乗り込んで抗議した。海保のボートで陸へ連れ戻されても、再び海上に出て、資材を運ぶ小型船に立ちはだかるメンバーもいた。
 抗議行動が収束したキャンプ・シュワブでは、防衛省沖縄防衛局が、台風で壊れた工事車両進入ゲートの復旧に着手。反対派は「こそこそ何している」と声を荒らげた。那覇市から抗議に加わった主婦外間美恵子さん(67)は「首相の『沖縄に寄り添う』という発言と、行動が全く逆だ」と憤った。(共同)

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