「110番の日」適正利用を 長嶺花菜さんが一日警察署長

ダンスを披露したポプラ保育園の園児たち、(上段左より)那覇署の梶原芳也署長、一日警察署長の長嶺花菜さん=10日、那覇市おもろまちのサンエーメインプレイス

 那覇警察署(梶原芳也署長)は「110番の日」の10日、那覇市おもろまちのサンエーメインプレイスで、110番や警察相談電話等の適正な利用についての広報イベントを開催した。「この島の安全を守る110番」を標語とし、モデルの長嶺花菜さんが一日警察署長を務めた。
 那覇署の110番通報件数は11年連続で全国一位。昨年は那覇署管内は約5万469件となっている。梶原所長は「依然としていたずら電話が後を絶たない。あるいは警察の業務では問い合わせがあり、本来の通報が繋がらない状況が発生している」とし、適正な利用を呼び掛けた。また犯罪や事故が発生していないが、生活の安全に関する不安や悩みを相談できる警察相談電話「#9110」も紹介した。
 長嶺さんは「110番を正しく利用すると私たちの命や財産を守れる可能性が高くなる。正しく理解して利用してほしい。皆さんでこの島の安全を守る一員になろう」と呼び掛けた。イベントにはお笑いコンビ「ありんくりん」も参加し、漫才を披露した。そのほか県警察音楽隊の演奏や市壺川のポプラ保育園の園児によるダンスが披露された。

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