加屋真島航路を整備へ 無人島活性化へ一手 竹富町 石垣直行便も就航可能に

加屋真島には現在、簡易的な浮桟橋が設置されている(写真右=竹富町提供)

 竹富町が町内の無人島、加屋真島の航路浚渫(しゅんせつ)と船着き場整備のプロジェクトを進めている。同島へは現在、小浜島から3㌧以下の小型船がチャーター運航しているが、今回の航路浚渫で定期船同様となる19㌧クラスの船の入港が可能。同整備で将来的に石垣―加屋真島間の就航も可能となり、同事業が町内無人島活性化への一手となる。供用開始は2021年度を予定。

 竹富町は加屋真島について▽360度見渡せる景観▽島内に生息する約500羽のウサギ▽夜景―などを挙げ、「観光ポテンシャルは非常に高い」と位置付ける。
 島周辺は水深1~2㍍程度の浅瀬が多いことから、小型船しか就航できない状況。同町は船着き場と干潮・満潮関係なく2㍍の水深を確保することで、常時上陸できる環境を作り、観光客増加に期待している。町によると、現時点で定期船就航の計画はない。
 また、航路浚渫工事に当たり、周辺海域のサンゴ1409群体を移設する。18年8月から12月にかけてサンゴ礁移設調査も行った。
 同事業は一括交付金事業で、19、20年度に航路浚渫工事。21年度に船着き場整備を行い、同年度に供用開始予定。総事業費は概算で5億円弱。
 航路工事は今年6月、八重山漁協の総会に岩礁破砕に関する提案を上程し、同意を得たい考え。同意を得た後、6月から8月にかけてサンゴ移設作業を行う。
 竹富町まちづくり課の仲盛康参事は、「(浚渫後)加屋真島の星空がPRできたら、観光客も増えるだろう」と趣旨を話した。
 【加屋真島】小浜島の北東約1・5㌔の距離に位置し、面積は約39㌶。島民は住民票登録上1人いるが実質的に無人島。島全体が竹富町の町有地。入域観光客数は2000年の調査以降、最多が04年の1万1772人。17年は1957人となり、04年比で2割以下の入域者。

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