「農福連携」モリンガ管理 島内6次化、計画スタート 石垣

モリンガの島内六次化体制構築への動きが始まっている(資料写真=右)

 石垣島で健康食品として知られるモリンガの栽培、加工、製造、販売を一挙に手がける島内六次産業化体制の計画が進んでいる。順調に行けば、4月に沖縄モリンガ事業協同組合が発足。同協同組合が中心となり、就労支援所と連動する「農福連携」計画がスタートしている。

協同組合は、最大容量300㌔の乾燥機を導入し、処理能力アップを行う。石垣島モリンガ組合の山原博之事務局長は、「今の乾燥機の10倍の処理能力。安定供給できることで、商談規模も大きくなる」と期待する。
 年間だと現在の生葉5㌧から、最大50㌧まで処理可能となり、組合発足の初年度は年間15㌧、2年目以降で30㌧の収量を目指す。
 各農家のモリンガは、収穫・加工・乾燥まで就労支援事業所の㈱ゆにばいしがきが委託を受ける。
 同事業は将来的に沖縄本島とも連携する。本島北部、本島中部でも乾燥受託事業所を確保し、就労支援所が加工作業を行う計画。
 協同組合設立に向け、3月中には沖縄県中小企業団体中央会に申請する。同組合の入会費1万円、会費は月3千円を予定。モリンガ事業を展開する農家が対象となる。2015年に発足した石垣島モリンガ組合は存続する。
 石垣島でのモリンガ収穫は最大で年10回。1、2月は低気温と日照不足で収穫が難しいとされる。
 山原事務局長は、モリンガについて「永年作物だ。1回生えてきたら除草と収穫をするだけなので、高齢者、障がい者も参入できる」と特徴を紹介。「モリンガは栄養価が高い。八重山から日本、世界に美容と健康を発信できる新しい地域資源だ」とPRした。
 同協同組合発足に先立ち、モリンガ農家を募集している。問い合わせ先は株式会社Sun Rise(℡0980・83・1655)か、qzm04621@nifty.ne.jp(山原)まで。

【モリンガ】
 栄養素が高いことから「奇跡の植物」と呼ばれている。茶やパウダーとして活用されており、健康食品、美容食品として注目を集めている。

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