石垣市の光の架け橋創出事業で設置されたサザンゲートブリッジのライトアップセレモニーが12日夜、同橋付近で開かれ、本格運用が始まった。新しい夜の観光スポットとして整備。ライトアップが始まると、サザンゲートブリッジがLEDライトで輝き、最新技術を活用したプロジェクションマッピングなどで市街地に光の架け橋が現れた。
同事業は内閣府の離島活性化推進事業で設置。事業額は7600万円で国8割市2割の負担。
プロジェクションマッピングでは、橋脚と橋の裏側を光で当て、音楽に合わせてマンタや魚などが登場。青色や赤色に橋が輝いた。八重山の民謡も音声付きで披露された。音楽は橋付近と、離島ターミナルで流れる。
今後、ライトアップは毎日行われる。ライトアップは午後7時30分から午後10時。イルミネーションショーは午後7時30分から午後8時30分。プロジェクションマッピングは午後8時と午後9時の1日2回、それぞれ15分間行われる。このライトアップは4月に限り、午前12時まで実施する。
中山義隆市長は「LEDで最新のライトアップを使ってリニューアルした。地域住民にはいこいの場として、観光客には観光の思い出となってくれたら」と期待した。
サザンゲートブリッジは1993年に設置。建設から25年が経ち、照明器具の老朽化が進んでいた。