八重山地区水難事故防止運動の開始式が25日、八重山警察署で開かれた。ゴールデンウィークを皮切りとする本格的なレジャーシーズンを前に、関係者約40人が水難事故抑止を誓った。
八重山地区水難事故防止推進協議会会長の前鹿川健一竹富町副町長は、2018年の水難事故発生状況を紹介。同年は12件の事故があり、そのうち6人が死亡した。「シュノーケリングやレジャー中に発生し、観光で来た人が犠牲になっている」と特徴を示し、安全な観光地にすることを誓った。
八重山署の島尻重美署長は、警備艇での警ら活動やマリンレジャー関係者などの関係団体と啓発活動を推進していくことを示し、「効果的な取り組みを推進し、管内の水難事故防止を一層務めていく」と述べた。八重山署管内では今年4件の水難事故が発生している。
水難事故防止宣言は、登野城小学校器楽クラブの6年生徒が行い、「一人では海や川には行きません」「水遊びや水泳中の子どもたちから目を離さないで下さい」など呼び掛けた。また、同器楽クラブのメンバーが演奏を披露し、参加者から拍手が送られた。
同予防運動の期間は4月25日から8月31日までの約4カ月間。