令和一早い新米108㌧出荷 本島へ、15日から販売開始

出荷を見送る参加者ら=10日、JA八重山地区ライスセンター

 JAおきなわ八重山地区営農振興センター(石垣信治センター長)は10日午後、JA八重山地区ライスセンターで令和一早い八重山産「ひとめぼれ」一期米の玄米を沖縄本島へ向けて108㌧出荷した。この日、初荷式が開かれ、輸送車を清めたのち、乾杯と万歳三唱で初出荷を祝った。石垣センター長は「今年のお米は大粒で食べ応えがあり、新米はさらに香りがよくおいしい。沖縄本島の卸業者からも早く送ってほしいと期待する声があり、県内各地の食卓に並ぶのが楽しみ」とあいさつした。

 収獲が始まった5月15日から10日までに同センターには600㌧が荷受され、石垣産188・3㌧が一等米、13・4㌧が二等米、西表産7・4㌧が一等米として農作物検査法に基づき認定された。
 この日は石垣島産105㌧、西表産3㌧の一等米が出荷され、沖縄本島には15日以降店頭に並ぶ。一期米は6月までに470㌧ほどが沖縄本島に出荷される予定。
 生産者を代表して、JAおきなわ八重山地区水稲生産部会の黒島良雄部会長は「八重山のひとめぼれは本土に劣らないおいしいお米。八重山のお米が県民に愛されるように努力していきたい」と述べた。
 初荷式後は、JAファーマーズマーケットやえやま・ゆらてぃく市場で行われた新米販売キャンペーンの応募抽選会も開かれた。一等には炊飯器、二等には新米5㌔、三等には新米3㌔がプレゼントされる。当選者には11日から順次連絡があり、ゆらてぃく市場で引き換えを行う。

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