琉球文化日本遺産推進協議会の設立総会が12日、県庁で開かれた。今年度に沖縄から初めて「琉球王国時代から連綿と続く沖縄の伝統的な『琉球料理』と『泡盛』、そして、『芸能』」日本遺産が認定されたことで、県と那覇・浦添両市、民間団体が合同で推進協議会を設立した。
日本遺産は、国内にある有形・無形の文化財群を総合的に活用する取り組みを文化庁が認定するもの。「琉球遺産」などは県と2市が申請を出し、5月に認定を受けていた。協議会では官民連携で認定を活用し、地域活性化と観光誘客を推進する。
総会では富川盛武副知事が会長に選出された。予算は約1200万円。今後、文化庁に補助事業の交付申請を行い、8月に交付決定を受ける予定。委託事業の公募も開始する。
事業計画では、旅行者に遺産の魅力を伝えるガイドの養成、市民講座、観光客のニーズ把握、観光コンテンツの開発などを盛り込んだ。