「視覚障がい者支援奉仕員(サポーター)養成講座」(主催・石垣市福祉部障がい福祉課)が14日、市健康福祉センターで行われた。沖縄伴走ランナーネットワーク八重山支部(宮良常支部長)の協力の下、視覚障がい者と受講生を含めた約30人が交流。受講生らは体験を通して、サポーターに必要な支援方法や技能を学び、視覚障がい者の立場に近づこうと努めた。
受講者らはアイマスクを着用し、視覚障がい者などから介助する際のポイントなどを教わりながら、トイレ・食事などの介助方法、卓球台で金属入りボールを転がす「サウンドテーブルテニス」、複数人で走行する「タンデム自転車」などを体験した。
八重山高校2年の内間圭祐君(17)は「負担をかけずに介助する方法やコミュニケーションの取り方が学べた。福祉の難しさが分かったし、障がい者の気持ちに近づけた」と実感。
同校2年の今里輝君(16)は身の回りの障がい者への理解を深めようと参加。「今、自分にできることをしておきたい。将来は貧しい国の支援などもしたい」と意気込んだ。
同支部の圷寿男事務局次長(53)は「どこに行くにもサポートが必要なのに、それが少ないのが現状。ちょっとしたコツを知ってもらい、サポートにまわる人が増えてほしい」と話した。
28日には障がい者災害時支援奉仕員養成講座を行う。申し込みは℡82・9947(同課)