連日30度超、熱中症に注意 死亡例も、県「健康管理徹底を」

猛暑の中、海水浴を楽しむ人たち=11日午後、石垣市の新港地区人工ビーチ

 全国的に猛暑が続く中、沖縄も連日、30度を超える暑さとなっており、県によると3日までに熱中症患者が379人発生。7月には農作業中の高齢者が死亡した。玉城デニー知事は9日の記者会見で、健康管理の徹底を呼び掛けた。
 沖縄気象台によると、石垣島では8月に入ってほぼ連日、最高気温は30度を超えている。今月、最も高かったのは6、7日の33.4度。11日は32.5度だった。
 熱中症は暑い場所で過ごすうちに体温が上がり、体の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温を調節する機能が働かなくなったりして起きるさまざまな症状の総称。
 人は体温を常に一定に保つ仕組みを持ち、体温が高いときには、血管を広げて体の表面に血を巡らせたり、汗をかいたりして体内の熱を外に放出しようとする。これが間に合わず体温が異常に高くなると熱中症になる。

 軽症の場合は、めまいや立ちくらみ、筋肉のけいれん、手足のしびれなど。中程度だと、頭痛や吐き気があり、体に力が入らない。重症になると、まっすぐ歩けなくなったり、意識障害が出たりして、死ぬこともある。
 県は「こ」「え」「か」「け」で始まる熱中症予防対策をアピールする。「こ」はこまめな水分補給、「え」は炎天下を避ける、「か」はエアコン、扇風機などを利用し、室内に熱がこもらないようにして風通しを良くする。「け」は睡眠、栄養をしっかり取り、健康管理を徹底すること。
 県は6月から9月までの間、県内23医療機関の協力を得て、週ごとの熱中症発生状況を取りまとめている。
 記者会見で玉城知事は「熱中症予防のポスター掲示やチラシ配布、観光安心安全ガイドへの多言語での掲載、CMなどを通じ、引き続き『こえかけ』を行い、熱中症予防に取り組む」と述べた。
 全国を見ると、今年は東北や関東の太平洋側を中心に気温が低い「梅雨寒(つゆざむ)」だったが、梅雨明け後、急に暑くなった。体が暑さに慣れておらず熱中症になりやすい状況となり、7月29日~8月4日の1週間に全国で1万8千人以上が救急搬送された。これは過去2番目の多さとなっている。

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