石垣市教育委員会が夏休み企画として各地区で開催している「三世代楽級」が18日、新川公民館などで開かれ、親子が伝統的なおもちゃである竹とんぼやコマなどを使って遊んだ。
3世代で遊べる活動を通じ、交流を深めることが目的。同公民館では親子約30人が参加した。市教委の委託を受けた市家庭教育支援チーム(宮良博之代表)や、市の人材バンクに登録されている人たちが講師を務めた。
参加者は紙飛行機を作ってゴムで飛ばしたり、マッチ棒で作ったコマを回して楽しんだ。現在でも遊ぶ機会が少なくなった竹とんぼも宙に舞った。
大工真愛菜さん(10)は「昔からの遊びを伝統として大事に受け継ぎたい」と話した。
材料費は一人当たり50円だったが、同公民館が負担。金城文雄館長は「町内の子どもに、いろいろな活動に参加する意識を持たせたい」と期待した。
この日は平得公民館でも「三世代楽級」が開かれた。