第145回九州地区高等学校野球大会に沖縄県代表として出場する八重山農林高校と沖縄尚学高校が16日、大会開催地の佐賀県に出発した。那覇空港では県高等学校野球連盟(岩﨑勝久会長)が壮行激励会を開いた。
八重農の新里和久監督は「九州大会ではさまざまな経験ができるので、生徒に学んでほしい。試合に勝つのはもちろんだが、人間的に成長することが八重山農林にとって、良い経験につながる」と述べた。九州大会については「相手の胸を借りるつもりで、全力でぶつかってほしい」と期待を込めた。
大浜圭人主将は「九州大会は初めての経験。12人と少ない人数だが、粘り強い野球ができれば、九州でも勝てると思う。一勝でも多く勝ち、県民や八重山の皆さまに良い報告ができるよう頑張る」と誓った。
岩﨑会長は「九州大会は強豪校が相手だが、臆することなく、沖縄代表というプライドを自信に変えて、まずは一回戦を突破してほしい」とエールを送った。安里嗣則連盟顧問は「一点でも多く取れば、先は見えてくる。健闘を祈る」と話した。
両チームは同日の便で佐賀入り。八重農は、大会2日目の20日第2試合で、福岡県大会で優勝した福岡第一高校と対戦する。会場は佐賀ブルースタジアム、試合開始は午後零時半を予定。沖尚は初日の19日に福工大城東と対戦する。