大川自主防災会、登野城自主防災会、天川自主防災会の3地区合同訓練(主催・石垣市自主防災連絡協議会)が27日午後、大川公民館防災倉庫前で実施された。石垣市消防本部警防課の新城剛課長ら3人が参加者15人に防災資材や消火栓の使い方を説明した。
新城課長は「阪神淡路大震災で救助された人の8割は家族や近隣住民に助けられた。公的機関が救助した人は全体の2%と言われている」と話し、地域住民による助け合いの重要性を強調した。
消防本部の3人は担架や簡易トイレの使い方や防災倉庫の備品について説明。消火栓を実際に使ってみる訓練も行われた。参加者たちは質問を交えながら熱心に話を聞いていた。
加屋本敬太さん(28)は「倉庫の中身を見るのも初めて。何かあったときには積極的に行動したい」と感想を述べた。