今年度の泡盛鑑評会(主催・沖縄国税事務所、県)が1日午後、那覇市内のホテルで開催され、請福酒造は沖縄国税事務所長賞と県知事賞をダブル受賞した。また、品質優秀な泡盛を出品した製造場の責任者も表彰され、同社の高橋満美登氏が代表して賞状を授与された。
泡盛鑑評会は、品質評価と理化学分析で泡盛を審査、酒造技術の発展や基盤強化を促し、品質向上を図ることを目的に、復帰の年である1972年から開催されている。47回目となる今年度は新たに「次世代泡盛の部」を設け、14社が出品した。
古酒の部、一般酒の部も含め、合計112点が出品された。
請福酒造は古酒「請福ビンテージ」を出品し高い評価を受けた。漢那憲隆社長は「知事賞の受賞は励みになる。古酒作りの技術を評価され、嬉しい」と笑顔を見せた。高橋氏は「恐らく20年ぶりの県知事賞受賞だ。感慨深い。市場に合った味が出来たと思う。光栄だ」と話した。