県内で想定される大規模地震と津波に対応する訓練「美ら島レスキュー2019」(主催・県、陸自15旅団)が17、18の両日、県庁や那覇駐屯地などで実施され、延べ1090人が参加した。
訓練では、沖縄本島南東沖地震(マグニチュード9・0、最大震度6強)の大津波で、発生直後から6時間後と、2日目の2つの場面で訓練が行われた。2日目を想定した18日の訓練は、死者数4448人、重傷者14929人、行方不明者多数の被害が出たと想定した。
県庁4階講堂では災害対策本部が設置され、自衛隊や消防、県内各地の病院関係者、県庁職員、通信・インフラ関係企業の職員ら約80機関から約100人が集まり、各ブースで情報収集やインフラ復旧の対応策の検討を行った。
「美ら島レスキュー」は毎年、県内で行われている大規模災害対策訓練で、地震と大津波で県内が甚大な被害を受けたと想定している。