【視点】豚コレラ 侵入防止対策徹底を

 うるま市で豚コレラ(CSF)の発生が確認されて15日で1週間が経過した。感染は隣の沖縄市に拡大し、15日にはうるま市で4例目となる豚コレラ感染が確認されるなど、沖縄本島ではいまだ終息のきざしが見えない。離島の八重山では感染は確認されていないが、空港や港湾での水際防止対策や、各養豚農家の衛生管理を徹底させ、侵入防止を図る必要がある。
 豚コレラは豚やイノシシに感染する家畜伝染病で、発熱や食欲減退などの症状が現れ、致死率が高い。沖縄では33年ぶりの確認となった。県内の18年度の豚の出荷頭数は約33万頭だが、殺処分の頭数は1万頭に迫る勢いで、養豚業は容易ならぬ事態に直面している。

 台湾などで猛威を振るった口蹄疫への恐怖は八重山の畜産業者にも共有されているが、口蹄疫に並ぶ新たな脅威が発生したとみなさなくてはならない。
 JAおきなわなど県内の農業関係者は14日に県庁、15日に農水省を訪れ、ワクチンの早期接種と、沖縄の固有種「アグー」の保存対策を要請した。江藤拓農水相は「県の要請があれば迅速に対応できるようにしたい」と応じたが、県はワクチン接種に慎重な姿勢を崩さなかった。
 ワクチンを接種すれば、国によっては豚肉の輸出が困難になる可能性を懸念しているようだ。発生地から10キロ圏内の調査結果を待ってワクチン接種の可否を判断する方針を示しているという。

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