駐屯地、自然災害にも即応 自衛隊石垣出張所長に聞く

 「横浜市に停泊したクルーズ船に、自衛隊が食料や生活物資の搬入や配布、医療支援などの活動を展開している。もし沖縄で同じような状況になれば、知事の要請を受け、速やかに現場で活動できる」
 「駐屯地ができれば自然災害対応も全く変わってくる」
 「全国の駐屯地では、現場に即座に駆け付ける待機要員が毎日控えている。石垣に駐屯地があれば、最悪の場合は徒歩でも対応可能。広域にわたり被害が出た場合にも早い対応ができる」
 「人命救助は最初の72時間が生死を分ける。それに間に合うかどうかという点においても非常に意義がある」
 ―石垣は観光客が増える一方で、医療や消防体制などの不備が指摘される。「防衛施設周辺対策事業」も活用の仕方によっては非常に有益だと思うが。
 「自治体が計画を作成・発案し、それに基づき防衛省の予算から助成できる。防災関係の放送設備や消防施設、ごみ処理施設などに活用されている」
 ―2年間の石垣生活を振り返って。
 「家族ともども、充実した生活を送らせていただけた。最初は身寄りもなく不安だったが、協力者の方々に温かく迎えていただき、妻も子どもセンターでママ友ができたりして、徐々に良い関係ができていった」
 「駐屯地ができたら、多くの自衛官に家族を連れて、石垣の生活を経験してもらいたい」

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