竹富町立小浜小学校(漢那ひとみ校長、全校児童36人)の児童2人がこのほど、高校生レベルの歴史検定と漢字検定に合格した。4年生の松永恵茉さん(10)が歴史検定3級と準3級、6年生の内田蒼那(もあな)君(12)が漢字検定準2級を獲得した。
歴史能力検定では歴史上の人物の人名や役割を中心に問われる。3級からは日本史と世界史に試験が分かれ、大学入試推薦レベルとなる。
漢字能力検定は、漢字の読み・書きという知識量だけでなく、意味の理解や文章の中で適切に使えるかを問う。
松永さんは「好きな歴史上の人物は源義経。戦の天才と言われてかっこいい。一ノ谷の戦いの時、普通の武士は一本道を行くが、義経は警備の薄い崖から攻めていった」と、義経が平氏討伐に向かった鵯越(ひよどりごえ)の逆落としを説明。結果を聞いた時は「誰かに自慢したくなった」と喜んだ。
内田君が合格した漢検準2級は高校在学レベルの問題。内田君は「合格と聞いた時は飛び上がるほどうれしかった」と笑顔で話した。
図書館で借りた本や祖母からプレゼントされた本を教材に、試験直前に国語担当の伊波教諭が開いた勉強会で過去問を解いた。平日30分、休日は1時間勉強したという。