「月刊ランナーズ」を発行し、各地のマラソン大会の運営をサポートしている株式会社アールビーズ(東京都、橋本治朗代表取締役)と石垣市が9日、市民の健康づくり推進などに協力して取り組むことを盛り込んだ「包括連携協定」を締結した。同社は、石垣市で実施されるスポーツイベントを発信するサイト「スポーツタウン石垣市」を開設。今後、市の特性を生かしたさまざまなスポーツイベントを提案する。
同社はコロナ禍の中、全国に先駆けてスマートフォンのアプリを活用したマラソンイベントを開催するなど、新しい形のイベントも積極的に提案。石垣市を含め52自治体と同様な協定を締結している。市は今月から、同社が企画する「オクトーバー・ラン&ウォーク」に参加している。
この日は協定締結式が市役所で開かれ、川満誠一副市長は「『スポーツタウン石垣市』を通して、これまで以上にイベント情報や運動売る機会を提供し、スポーツで島を盛り上げたい」と述べた。
同社の天羽賢次専務取締役は「住民がそれぞれの体力に応じて楽しめるイベントを提案したい。インバウンド(観光客)も視野に入れる」と述べ、スポーツで観光客を呼び込む「スポーツツーリズム」への協力にも意欲を示した。
「スポーツタウン石垣市」は市内で開催されるスポーツイベントや施設情報の発信だけでなく、サイトを利用して誰でも気軽にイベントを立ち上げ、参加者を募ることができる。運用管理は市が行う。