石垣字会(森永用朗会長)は11日、ウォーキングでの健康増進と防災避難訓練とを兼ねた字内イベント「歩く健康づくりと防災避難訓練~いざという時に備えなるべく歩こう~」を開催した。
防災避難訓練が新型コロナの影響で延期されていたが、字民から「運動不足」との声が上がっていたため、字会がウォーキングと避難訓練とを兼ねたイベントとして実施した。
この日は字民約150人(主催者発表)が参加。各自宅から同字の防災避難指定校である石垣小学校グラウンドまで徒歩で訪れ、各自の体力に合わせてグラウンドを1~3周ほど周回した後、市消防本部の指導の下、AED使用訓練と消火訓練を行なった。
AED訓練では①日常における心停止の予防②心停止の早期認識と通報③一次救命処置(心肺蘇生とAED)④二次救命と心拍再開後の集中治療―という傷病者を救命するための「救命の連鎖」とAEDの取り扱いを学んだ。
消火訓練では女性が中心となり消火栓の開け方やホース着用の手順などを学び、実際に放水を行なった。
母親とともに放水を体験した鈴木聡美さん(石垣小4年、10)は「重たかった。水の勢いが力強かった。的にはちゃんと当てられたと思う」と初の体験を振り返り、火災発生時には「火を消したい」と意気込んだ。
同部の宇根正人警防課長は「地域の消防団、自主防災会と連携を取りながら、災害につい良い地域づくりを」と呼び掛けた。
森永会長は「AEDの復習、消火訓練を体験し、字内の絆をさらに深めたい」と話した。