親子で野菜の栽培体験 〝持続可能〟な石垣島へ 八重農

栽培体験で親子でレタスの種をまいた=19日、八重山農林高校

 八重山農林高校(山城聡校長)のライフスキル科は19日午前、同校で「食育で子育て支援活動~農業高校生だからできる食育活動~」と題して石垣市子育て支援センターこっこーまの親子11組が参加し、親子で野菜の栽培体験を行った。持続可能な石垣島を目指して「食」と「人」でつながる循環型地域づくりについて学び、レタスの種をまいたり、大根の間引き体験も実施した。

 同科3年生の岸上凜さん(18)と玉城七海さん(同)は国際的に取り組まれている持続可能な開発目標「SDGs」17項目のうち、11番目の「住み続けられる街づくりを」と12番目の「つくる責任つかう責任」を軸に八重農で学習する内容の食の循環や食文化の継承などをテーマに「持続可能な石垣島」に向けた課題研究発表を行った。
 同校内の野菜圃場ではライフスキル科の調理・園芸コースの2年生10人がリトルティーチャーとなり、レタスの種を蒔いたり、大根を間引いて野菜の育てられる過程を体験した。
 恋菜(れな)ちゃん(2)と親子で参加した崎山芳子さんは3回目の参加。「持って帰った野菜を喜んで持ち帰ったり最近では調理を一緒にやりたがって喜んでいる。緑の野菜など(体験を通して)食べれなかったのが好んで食べるようになった」と食育の大切さを語った。
 今回植えたレタスは50~60日程度で収穫となり、基本的には2、3年生が中心に実習の中で世話をし、12月の八重農市に出品する予定という。

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