漂着ごみ仮装で海岸清掃 ハロウィンとSDGsに市民ら

ビーチクリーンを行う参加者ら=10月31日、御神埼灯台近くのビーチ

 SDGs目標の一つ「海の豊かさを守ろう」にコミットして活動する「Blue14(ブルーフォーティーン)」の呼び掛けで集まった市民有志らが10月31日夕、御神埼灯台近くのビーチで漂着ごみを再利用した仮装でごみ拾いを楽しむ「ハッピー・ハロウィン・ビーチクリーン・イン・イシガキ・アイランド・2020」を開催した。

 世界では毎年800万㌧のプラスチックごみが海に流れ着く。
 同イベントは石垣島の海洋ごみ問題を、ハロウィンを通してSNS等で世界に発信する目的で行われた。
 この日は、マイボトル推奨の「MMO」やビーチクリーンで旅を楽しむ「マナティプロジェクト」のメンバーら55人が参加。参加者の中には、漂流ごみ等で作られたコスチュームに身を包む人も見られた。
 集められたごみは市役所に回収され、マイクロプラスチックの一部は石川県にある㈱クリエイターズのブランド「カエルデザイン」で、アクセサリー等に加工される予定。
 水鳥奈海さん(30代)=新川=は、釣り具やブルーシートを使用して作った衣装でイベントに参加。「ごみ拾いも人数が多いと楽しい。ハロウィンのようなイベントだからこそ、環境に優しい楽しみ方に取り組みたい」と話した。
 Blue14の田中秀典代表(40)=浜崎町=は、「僕らの小さな活動自体は世界規模の問題解決に直結しないが、発信を続けることで次世代の意識改革につながる」と、持続可能な未来に向けて意気込んだ。

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