4公民館、説明会を退席 全市民対象の説明要求 陸自ゲート配置

新たな説明会の開催を求め、中山市長(中央)に詰め寄る駐屯地建設予定地周辺の住民ら=2日夜、市役所

 石垣島平得大俣地区で計画されている陸上自衛隊駐屯地で県道沿いに新たなゲートが設置される件で、沖縄防衛局は2日夜、石垣市役所で市と予定地周辺の4公民館を対象にした説明会を開いた。4公民館の住民らは、各地区と全市民を対象にした説明会の開催を要求し「この場で確約が得られないなら退席する」と対応を迫った。中山義隆市長は、新たな説明会開催に向けて防衛局と交渉する考えを示し「開催すると確約する」と述べたが、住民らは「市長に権限はない」などと突っぱね、退席した。

 説明会には予定地周辺から4公民館長と嵩田地区の花谷史郎市議が出席。冒頭、住民側が新たな説明会開催を求めたのに対し、沖縄防衛局の村井勝企画部長は「コロナ禍もあり、考えていない」と答えた。
 住民側は「(新たな説明会を)ここで確約してもらえないと、説明は聞けない」と激怒。市に対しても、全市民対象の説明会を求める住民と防衛局の調整役を果たしていないとして「市長の仕事は何なのか」と批判した。
 中山市長は「防衛局に要請は伝えた」と述べたが、住民側は「文書も送らず、口頭でしか伝えていない」「市長が自衛隊を受け入れたからこんなことになった。市長の責任で市民の要望を伝えるべきだ」と納得せず、会場には怒号が響いた。
 説明会のあり方に関して住民側は「我々が何で防衛局の意図を地域住民に伝えないといけないのか」「(説明会に参加すると)突き上げを受けることもある。誤解があると恨みを買う場合もある」と述べ、地域代表として説明を受ける負担に耐えられないと訴えた。
 住民らが退席しようとしたため、中山市長は「(新たな説明会を)開催してもらうと確約する。私が交渉する」と引き留めた。住民側は「市長は市有地売却の前に、我々の立場に立って何らかの確約をすべきだった。今さら言われても信じるのは難しい」と応じず、冒頭から約40分で席を立った。
 防衛局は残った中山市長と市幹部らに説明を行い、質疑応答も含め約20分で終了した。

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