【視点】もはや感染爆発に近い八重山

「第4波」と言われる新型コロナウイルスの感染拡大が県内全域で深刻化している。県内の新規感染者数は19日、初めて200人を突破した。八重山でも5月に入り、20日そこそこで約120人もの感染者が確認される驚異的なペースだ。もはや感染爆発に近いと見るべきではないか。
県は19日、国に対し、緊急事態宣言の対象地域追加を要請した。県独自の宣言も含めると、今年1月以来、4回目の緊急事態宣言となる。前回の宣言は3月1日に解除したばかりで、わずか3カ月足らずで事態が急激に悪化したことになる。
宣言が発令されれば、観光をはじめ経済への甚大な影響が懸念される。経済界から慎重な声が出たのは当然だが、ウイルスがここまで蔓延(まんえん)すると非常の決断をせざるを得ない。
県は「まん延防止等重点措置」の適用にも直前まで否定的だったが、国の説得を受け急転直下で適用方針を決めた。今回の宣言に関しても、18日の対策本部会議で決める予定が、経済界の反発を受け「見切り発車は避けたい」(謝花喜一郎副知事)として判断を1日先送りした。
予想を上回る感染急拡大で県が難しい対応を迫られていることは理解するが、これではまるで腰が定まっていない。県は最悪の感染状況となっている今こそ、決断力や行動力を発揮してほしい。

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