石垣市は21日、新型コロナウイルスワクチンの1回目接種率が接種対象者の58・3%になったと発表した。集団免疫獲得の目安とされる70%を目標にしているが、集団接種で達成するには、1回目の接種が終了する29日までに、新たに約2200人に接種してもらう必要がある。若年層の意識向上がカギになりそうだ。
市によると、接種対象者は4万2761人。21日現在、接種を受けたのは1回目が2万4943人(58・3%)、2回目が1万4423人(33・7%)。
年代別では高齢者が1回目89・2%、2回目88・3%、12歳~64歳が1回目48・1%、2回目15・6%となった。
市は35歳~64歳を優先して接種券を送付しており、この年代は多くが予約または接種済みと見られる。今後本格化する19歳~34歳の1回目接種で、どこまで接種率が上がるかが焦点になる。
中山義隆市長は、全国的に若年層の感染率が上がっているとして「強制ではないが、ぜひ20代~30代の人に積極的に打ってほしい」と呼び掛けた。
9日に始まった一般集団接種を受けた人数は、20日現在で9185人になった。