八重山の産業まつり始まる 多彩なステージイベントも

復興庁の後援で福島物産展、開始から長蛇の列ができ、午後2時半には初日分が完売した=8日、真栄里公園

 八重山圏域の特産品を販売する「八重山の産業まつり」(主催・八重山地区商工会広域連携協議会)が8日、真栄里公園で始まり、初日は3000人以上が来場した。「チムドンドン 魅力がいっぱい やいまむん」をテーマに八重山の特産品や工芸品などを24事業者が出展し、地元産品の魅力をPRした。地元の子ども達を中心にダンスや郷土芸能などの多彩なステージイベントも行われ、復興庁の後援で福島物産展も同時開催された。

 産業まつりは八重山の地域資源を活用した特産品等の魅力を内外にアピールし、商品開発力と競争力、情報発信力の向上を促すことで八重山地域産業のさらなる活性化を図ることを目的に開催。八重山地区で生産・製造・加工している農水産物や加工品、工芸品などさまざまな特産品がずらりと並んだ。
 石垣市の8事業者10人で参加した「南の島から八重山の味つたえ隊」のブースでは、地産地消の商品に限定し、総菜や手作りのお菓子などを販売。隊長の三和ヘルシー加工所の上原かよ子さん=川原=は「地元農家の農産物や漁協のもずくなどの特産品を提供し、女性の力でこれまで活動してきた。島の味を広めるためにこれからも頑張りたい。(9日も)たくさん来ていただきたい」と呼び掛けた。
 今回島外で初めて出店したという与那国島のPAGALICE(パグアリス)ではクシティの種をすりつぶした香辛料「与那国生まれの女神のスパイス」(25㌘980円、60㌘1980円)を島外初販売した。
 販売を手伝った喜久山愛美さん(16)は「香りを楽しみながらカレー、パスタ、ピザ、お肉など何にかけても合うので、一振りかけることで違った風味を楽しんでもらいたい」とPRした。
 テープカット式で同協議会会長の大濵達也石垣市商工会長は「にぎわいのある産業まつりになることを期待している」とあいさつ。
 中山義隆石垣市長は「八重山地区の経済活動も徐々に回復の兆しが見えてきた。出展者には優れた製品の展示販売、来場者には地元産品の良さを認識発見してもらい、地産地消にご協力いただきたい」と呼び掛けた。
 初日は昼過ぎにかけてピークとなり、3000人以上が来場。2月に行われた産業まつりの2日間の来場者数をすでに上回っているという。
 9日は午前10時から午後6時まで開催され、午前10時からは石垣島熱帯荷重協同組合によるピパーツの苗2000株(1人4株まで)の無料配布会もある。

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