交流事業で石垣市を訪れている台湾・蘇澳鎮(すおうちん)の児童生徒は25日、ホストファミリーの子どもが通う平真小や登野城小、石垣二中、大浜中に登校、午前中は一緒に授業を受けた。
台湾の児童・生徒30人は、平真3人、登野城7人、二中18人、大浜中2人がそれぞれ登校。二中では全学年の授業に台湾の生徒が出席。理科の授業を受け、タブレット端末を使って人体について学んだ。コミュニケーションは同端末や翻訳機を使った。
石垣の児童・生徒は、事前学習を計6回受講。台湾文化や中国語、英語を学び、石垣島に関する講話も聞いた。来月7日から10日までは、石垣の児童・生徒が台湾を訪問するため、余興の練習も行っている。台湾から帰国後、事後報告会の開催も予定している。
二中の授業を参観した宜蘭縣立文化國民中學の藍介嵐(ラン・カイラン)校長は「今回は各家庭へのホームステイで、より深い交流ができる」と意義を強調。言葉や文化が違うため、「ホームステイに参加した子どもたちはチャレンジ精神がある」と評価した。
石垣の子どもたちによる蘇澳鎮訪問について、藍校長は「子どもたちは台湾の生活や文化、私たち地元民の温かさに触れることができる」と述べ、期待感を示した。