「漁業者の安心操業を」 開拓の日祝う宴で訴え 尖閣諸島海域

尖閣諸島開拓の宴で披露された舞踊=14日、古賀辰四郎開拓祈念碑前

 尖閣諸島を守る会(代表世話人・仲間均石垣市議)主催の「尖閣諸島開拓の日を祝う宴」が14日、石垣市八島町の古賀辰四郎開拓記念碑前で開かれた。参加者からは「漁業者が安心して尖閣周辺海域で操業できるようにすべきだ」と訴える声が相次いだ。
 仲間代表世話人はあいさつで、尖閣諸島の地名を「登野城」から「登野城尖閣」に変更するよう改めて求め「名実ともに石垣市の行政区域として内外にアピールできる」と指摘。尖閣周辺海域で操業するため、寄付金を募って新たな漁船を購入する考えを示した。
 中山義隆市長は「できるだけ早く、漁業者が安心して漁ができるような体制にしたい」と述べた。
 「尖閣諸島の歌」の合唱や碑の前での舞踊披露もあった。参加者には刺身が配布された。原口一博衆院議員、西銘恒三郎衆院議員、平良秀之市議会議長、三木巌八重山防衛協会会長、佐久本洋助宮古島市議会議長、那根元・元竹富町長、尖閣諸島を守る会東京支部の長尾士郎代表が来賓祝辞を述べた。
 宴は、尖閣諸島の開拓者である古賀氏の業績をたたえようと、守る会が毎年開催しており、今年で9年目。

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