「島野菜の美味しい調理法、美しい切り方を学び生かそう!」をテーマに、八重山保健所は11日午前、石垣市健康福祉センターで「健康づくりボランティア交流会」を開き、石垣・竹富・与那国の3市町食生活改善推進員(ヘルスメイト)35人が、飾り切りのコツや島野菜の新しい調理法を学び、交流を深めながら島野菜の魅力を再発見した。
この日、八重山調理師会の川平展史会長と近藤孝志さんが講師として訪れ、チョウの形をした人参の飾り切りと調理実習を指導。ヘルスメイトらは4グループに分かれ、近藤さんの手本をじっくりと観察した後、繊細な作業に苦戦しながらも、互いの出来映えを見せ合いながら切り方のコツをマスターした。
調理実習では、川平会長や近藤さんの指導のもと、▽八重山の薬草がゆ▽麻婆ナーベラ▽ナーベラの酢味噌かけ▽青パパイヤのエビマヨ和え▽冬瓜餅の6品に挑戦。完成した料理を試食し、普段とは違う島野菜の料理や味に舌鼓を打った。
同交流会は、「健康づくりボランティア養成・活動支援強化事業」の一環。実習を通してヘルスメイトの交流を図り、地域の健康づくり活動を充実させる事を目的に実施しており、同保健所の西里礼乃さんは「新しい島野菜の調理法や切り方を学び、活動を行っていくなかで、子どもや高齢者・お母さん世代など様々な人に対し、食育も兼ねて料理の楽しさを伝えられたら」と話し、交流会に参加した3市町食生活改善推進協議会の請舛姫代会長は「ヘルスメイトの生き生きとした姿を見て、八重山地域が健康であることの証明が見えてきた気がする。きょうは、講師からプロの調理を学び、よりよく食べることの必要性を感じました」と感想を述べた。