【視点】沖縄観光を牽引する離島

 海外客は、政府が各地で積極的に進める港湾整備の恩恵に浴している。
 政府は訪日クルーズ旅客を2020年に500万人とする目標を掲げる。県内では本部港と宮古島市の平良港が「官民連携による国際クルーズ拠点」に指定され、民間事業者も含めて岸壁や旅客ターミナルの整備計画が進んでいる。
 平良港は14万㌧級のクルーズ船に対応可能な岸壁が2020年4月に供用開始予定で、今後、民間事業者がターミナルを整備する。石垣市で進む20万㌧級に対応可能な岸壁整備は、21年春に供用開始の予定だ。ターミナルの整備手法は別途検討中という。
 現在、平良港は5万㌧級、石垣港は7万㌧級に対応する岸壁を持つが、港湾整備の推進により、宮古、石垣を訪れる海外客は数年後、さらに増えていることだろう。

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