第29回JA石垣牛肥育部会枝肉共励会が19日、八重山食肉センターで開かれた。セリに出品された16頭全てが4等級以上(上物率100%)で、最優秀賞に選ばれた新里朋矢さん(37)=八島=の黒毛雌の枝肉は1㌔当たりの販売単価が4000円と大台に乗り、今回のセリ単価の最高額を付けた。
公益社団法人・日本食肉格付協会九州支所の鳥淵賢二郎支所長は「全国平均よりも18%ほど上物率が高く肉質が向上している。素晴らしい成績だった」と評価。優秀賞には先島ファーム(内田学代表)、優良賞にはJAおきなわ八重山肥育センター(金嶺圭昇場長)の枝肉がそれぞれ選ばれた。
出品されたのは黒毛去勢11頭、黒毛雌5頭。平均枝肉重量は503・3㌔、ロース面積65・8平方㌢、バラの厚さ7・9㌢、皮下脂肪3・0㌢、歩留まり74・2%、霜降りの度合いを示す牛脂肪交雑基準(BMS・12段階)は7・9だった。
最優秀賞の枝肉は重量473・5㌔、ロース面積89平方㌢、バラの厚さ8・3㌢、皮下脂肪2・5㌢、歩留まり78・2%、BMS12。