JA石垣牛取り扱い認定店62店舗を紹介するガイドブック『JA石垣牛認定店GUIDEBOOK』の出版会見が26日午後、JA八重山地区本部八重山支店で行われた。石垣島観光の発展と、認定店の売り上げ伸長につなげ、「石垣島産の牛」とブランドとしての「石垣牛」の混同が見られる現状への懸念から、JA石垣牛銘柄推進委員会(会長・山城隆則JAおきなわ八重山地区本部長)が初めて制作した。発行部数は5000部で、27日から石垣市内のホテルや同委員会の関係機関などで無料配布される。
ガイドブックには認定店の紹介文と、住所、電話番号、営業時間、座席数、駐車場の有無などが紹介され、店舗所在地が分かるマップが掲載されている。
同委員会はJAおきなわや、行政、JA石垣牛肥育部会や枝肉購買者などの9つの関係機関で組織。JA石垣牛枝肉卸業者から推薦された店舗を同委員会員が審査し認定する「JA石垣牛取扱認定制度」を2018年4月から開始した。
19年1月までに焼肉・ステーキ店で18店舗、ホテルレストランで6店舗、居酒屋で13店舗、その他飲食店で6店舗、精肉店・その他で20店舗が認定され、市内に59店舗、沖縄本島に3店舗の計62店舗ある。
認定店にはオリジナルののぼりと「認定書」があり、JA石垣牛が食べられる目印となっている。
山城会長は「『石垣牛はどこで食べられるのか』という質問に答えた。夏に向けて石垣牛の消費が増えるので、各店舗の売り上げ伸長にもつなげたい」と強調。比嘉豊JA石垣牛肥育部会長は「定義に沿って肥育された牛は間違いなく良いものができている」と自信を見せた。