【青年弁論大会】日本民族にとっての沖縄

 在野には素晴らしい知恵、能力ある方が多くいます。
 そうした方々が沖縄の為に活動することはとてつもなく大きな力に成るのです。
 早くそうした体制を希望するのは、ある懸念や大きな不安が頭をかすめるからです。
 基地反対運動、独立論、中国の領海侵犯、そうした現状の中で沖縄で平和に暮らす私の家族や大切な人々。
 例えば米軍が撤退し、突然侵略された場合、本当に国や政治が動き、どのような犠牲を払っても護り奪還できるのでしょうか?
 役立たずでも私の命を使って構いません。
 大切な人を護る為ならどんなこともします。
 しかし、現実は竹島を韓国に支配され、北朝鮮に拉致された方々を取り戻せず、北方領土問題も未解決のまま。
 非情な現実がチベットやウイグルに起こる中で、真剣に動く方は限られ、マスコミは沈黙し芸能ばかり。
 諦め無関心に覆われているこの現状では、果たして非現実的だと笑えるものでしょうか。
 何事にも幾重の想定や準備が大切です。
 必ず自国自国民を安心安全に護ることのできる普通の国へと変えてゆかなければなりません。
 こうしたことを友人や周囲に15年以上伝えてきました。
 どうしてそこまで熱く国を想えるのかとよく聞かれます。
 私は五歳から歴史が大好きで図書館に通いつめる少年期を過ごし、父が自衛官である影響から政治経済、軍事など一人学び考える学生でした。
 日本悪玉史観に浸かった昭和史、沖縄戦を学ぶ中で疑問を持ち手にとった本、渡部昇一先生の「かくて昭和史は甦る」のお陰もあり、洗脳から覚めましたがまだ真の覚醒には遠かったのです。
 知識はあっても、まだ芯のとおった愛国心を持つには至らなかったのです。

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