「拉致解決に協力を」 市長へ要請文提出

富川至さん(中央)に車の残された状況などを確認する荒木代表(左)と増元照明氏=5月29日午後、石垣市の御神崎

 北朝鮮による日本人拉致の可能性のある失踪者(特定失踪者)についての調査を行い、拉致被害者の救出を目指す民間団体「特定失踪者問題調査会」の荒木和博代表と、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の前事務局長・増元照明氏が5月31日午前、石垣市役所を訪れ、拉致問題の啓発活動や情報収集に協力を呼び掛ける中山義隆市長宛ての要請文を総務課に提出した。
 2人は1994年2月に市内で失踪した富川久子さん(当時35歳)の調査のため、29日午後から来島。失踪後、久子さんの車が残されていた御神崎や、最後に目撃されたゴルフ練習場などを、元夫・至さんとともに訪ねた。

 石垣市での調査を踏まえ要請文では「本人が行っているはずのないところに車が不自然に置かれていた」「失踪後に複数の無言電話があった」という事実を指摘。
 富川さんのケースは▽90年に山口県で失踪した河田君江さん(当時23歳)、岡山県で失踪した清水桂子さん(当時22歳)、92年に秋田で失踪した松橋恵美子さん(当時26歳)、95年に宮崎県で失踪した岩本美代子さん(当時36歳)らのケースと重なる▽拉致だとすれば島内に協力者がいる―などの見解を提示した。
 その上で市長に対し「市民の安全を守るため、これらの案件をはじめ、拉致問題への関心をさらに高めるための広報啓発活動や情報の収集等」への協力を求めた。

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